設立趣旨
これまでの私達の社会においては、加齢や障がい等によって日常生活における適切な判断が困難になった人の支援は、主に家族や親族等がその中心的な役割を担ってきました。
しかし、今日の急速な少子高齢化とともに家族の小規模化も進みつつある社会状況においては、家族等の適切な支援を受けることが難しい人が増えつつあります。
そのような状況において、今日、公的福祉サービスを始めとする支援策や地域生活における多様な場面においても、本人の申請や申込等の意思表示や承諾等の契約に基づいた手続きが必須となりつつあることから、適切な判断が困難な人の想いや意思表示を代弁(アドボケイド)するとともに契約等を支援する仕組みも重要な社会サービスとなりつつあります。
さらに、これまで支援の中心を担っていた家族や親族等においても、高齢化や核家族化が進む状況において、支援する本人より早く死去したり、別に暮らす家族や兄弟が増えたりしていることに加え、最近では、家族や親族間における金銭搾取や虐待等の問題も増えつつあることから、第三者による権利擁護の支援が求められています。
このようなことから、伊丹アドボカシーネットワーク(以下「アドネット」という)は、「人は誰しも、高齢になっても、また障がいがあっても、より豊かな人生や住み慣れた地域での生活を続けたい」という人間本来の願いを実現するため、障がい者や高齢者等の権利擁護や福祉的支援を目的に設立するものです。
NPO法人取得までの経緯
平成14年11月 任意組織「ゆうゆうオンブズマングループ」を発足
平成14年12月 知的障がい者通所施設「ゆうゆう」におけるオンブズマン活動を開始
平成18年11月 オンブズマン活動を知的障がい者通所施設「くすのき」でも開始
平成21年 6月 グループ名を「伊丹アドボカシーネットワーク」に改名
平成24年 4月 グループの年度総会において後見受任について提案
平成24年 5月 関係機関の参加による「法人による成年後見検討会」を開催
平成24年 6月 弁護士・司法書士等の有志による検討会をスタート
平成24年 8月 検討会による法人化素案をまとめる
平成24年 9月 グループ会員による法人化の意思確認
平成24年10月 設立総会
法人役員(2021年度)
理事長 田中 賢一(弁護士)
副理事長 迫田 博幸(司法書士)
理 事 笹尾 博之(社会福祉士)
理 事 小山 達也(いたみ杉の子役員)
理 事 手島 洋(大学講師・社会福祉士)
理 事 向井 洋江 (社会福祉士)
理 事 小松 しのぶ(伊丹市手をつなぐ育成会役員)
監 事 岸 耕治
法人事務局
664-0858
兵庫県伊丹市西台4丁目1-29 YKビル4階(迫田司法書士事務所内)
電 話 072(779)3060
FAX 072(783)2774
ホームページ http://www.itami-adnet.jp
事業報告並び決算報告
2020年度事業報告並び決算報告
2019年度事業報告並び決算報告
平成30年度事業報告並び決算報告
平成29年度事業報告並び決算報告